南紀白浜温泉滞在中に行くことができる観光名所・史跡・自然などをまとめました。
3月下旬から4月初旬にかけて白浜温泉エリアに行くなら、おススメの桜の名所があります。平草原(へいそうげん)です。南紀白浜空港近くの高台にあり、新緑と桜と空に囲まれたところです。
春ー3月中旬をすぎるといつも気になっていた平草原(へいそうげん)の桜。約2,000本のソメイヨシノがある白浜の桜の名所です(本数は白浜観光協会のホームページによる)。ユキヤナギの白い小花も同じ時期に満開になり、木々たちが春を謳歌している景色を堪能できる場所です。
週末には"桜まつり"が開催され、和歌山県の名物となりつつある"餅まき"が行われることもあります。
小高い丘の一角にあるので、斜面に桜が咲き乱れます。斜面に囲まれたエリアは桃源郷のような花と緑と空だけに囲まれた場所。私も大好きな場所です。
ピクニックシートに座ってお弁当や屋台の食べ物を食べたりできるところがあって、桜の季節の週末は地元の人たちでもにぎわいます。
白良浜からは旧南紀白浜空港方向へ徒歩で約20分ほど。坂ですので歩きやすい靴の場合のみ徒歩でもよいかも。それ以外はお車やバスがおすすめです(無料駐車場あり)
アドベンチャーワールドや南紀白浜空港から白良浜方面に車で行かれる場合は、警察署をすぎた下り坂で左・平草原の看板が出ていますので、探してみてください。
平草原は、通常は白浜ゴルフ倶楽部・バス停平草原がある側が入口です。ただ、桜の季節は旧空港の滑走路側からも入れると思います。
広々としたエリアですので、1時間程度の時間を予定してプランを組まれるのが良いと思います。
▼2013年の桜まつりは3月31日です
白浜観光協会公式サイト「平草原公園 桜まつり」
南紀白浜温泉一の景勝地がこの白良浜(しららはま)。
白良浜は鉛山湾沿岸に位置する640メートルの白い砂浜。日本の渚百選、快水浴場百選に選定された関西有数の海水浴場です。
また、トラベラーズチョイス2013「日本国内の人気ビーチトップ10」にも選ばれました。
詳しく紹介した記事>>和歌山県白浜町「白良浜」が人気ビーチ トップ4に選ばれました!
本当に真っ白でサラサラの砂。どこから見ても海の色とのコントラストが美しいです。
白良浜は本州で一番早い5月3日に海開きします。夏には多くのレンタルパラソルがこの浜に咲き並び、最も多い時で1日に約2万人の海水浴客が訪れます。
夏になると地元のFM放送局「ビーチステーション」のサテライトスタジオが白良浜にオープン。オンシーズン中の浜辺を盛り上げてくれます。
毎年8月の終わりに開催される「熊野水軍埋蔵金探し」。みんなへとへとになりながら砂を掘ってました^^
白良浜では夏に2回の花火大会が7月30日と8月10日に開催されるので、白良浜が見えるお宿の予約は急いだ方が吉。
依頼者からのメッセージを添えて花火を打ち上げるメッセージ花火も夏の間、毎日実施されている(1発5,000円)。
※開催は2009年7月18日~8月25日20:30~21:00(その日の発数で終了)。問い合わせは白浜温泉旅館協同組合(0739-42-2215)まで。
双子のパンダがふた組もいて大人気のアドベンチャーワールド。
アドベンチャーワールドは南紀白浜にあるサファリパーク。マリンワールド・サファリパーク・パンダランド・海獣館・ペンギン王国・エンジョイワールド・プレイゾーンからできています。
マリンワールドでは、マリンライブというアニマルアクションが大人気。私も小さな頃に家族で訪れて大きなシャチが空を舞う姿に感動しました。アシカライブやマリンライブがそれぞれ毎日3回ずつ公演されています。
ふれあい体験ではイルカにタッチすることができたり(ドルフィンフィーディング)、アシカに魚をあげて記念撮影できます(アシカフィーディング)。
サファリパークはトラやライオン、ゾウやキリンなどの動物が放し飼いにされています。
肉食動物エリアはツアーでしか入れないので、サファリツアーに参加して楽しみます。
私がオススメ&お気に入りなのは、草食動物ゾーンのサイクリング。自転車を有料でレンタルしてまわると広い敷地を効率的に移動しながら、草食動物を間近で見られます。
自転車をレンタルしたら特別な説明なしで「行ってらっしゃい~」となります。たまたま閑散期だったせいもありますが、圧倒的に動物の数が多い環境の中にポツンと立っているのは慣れるまで不安でした。動物たちは私たちのことをほとんど意識してなかったので、怖いおもいはしませんでした^^
アフリカゾウの顔の高さに道路があるので、その場で売られているえさを手であげることができます。すっごい迫力でした!
アドベンチャーワールドといえばパンダ。現在、双子のパンダが二組もいます。
写真はお兄ちゃんのほうの双子パンダ。あっという間に大きくなりますねー。
パンダはガラス張りのエリアで人が進まず、見るのも大変ですが、パンダの数が多いので1頭1頭を最後までじっくりみるとかなりの時間パンダを見ていられます。
南紀白浜インター、JR白浜駅方面からの道路から見たアドベンチャーワールド。左手が入り口です。
南紀白浜空港や白浜温泉街から来た場合は右手に観覧車が見えてきたらすぐです。
大人1名 3800円、高校生・中学生は3,000円、小学生と4歳以上は2,300円、65歳以上は3,400円となっています(1day)。二日間入園券もあります。
>>詳しくは料金のご案内
JTBの【前売】アドベンチャーワールド入園引換券で200円割引。全国のコンビニで購入できますが、前日までに購入しないといけない点が注意です。
千畳敷は太平洋に面したスロープ状の岩盤。広さが約4haほどあり、畳を千枚敷けるほどの広さであることが名前の由来となっています。
千畳敷は砂岩でできていて、砂岩は非常に柔らかいため打ち寄せる波の浸食を受けて複雑な地形になっています。
千畳敷の上は歩くことができ、なだらかな地形なので三段壁のように高所におびえることなく気楽に太平洋と千畳敷の雄大な景色を楽しむことができます。私はここ、好きです^^(※ただし、波浪注意報、警報発令時は立入が禁止されます)
円月島は白良浜と並んで、南紀白浜を代表する景勝地。
南北130m東西35m高さ25mの小さな島で正式名称は高嶋といいいますが、円月島と呼ばれて親しまれています。
島の中央の穴は波浪による侵食で海食崖に形成された洞窟(海食洞)。洞穴は高さ9m・幅8メートルほどあります。
円月島は和歌山県朝日夕日百選に選ばれています。
夕焼けを背景にした円月島は普段でも雄大で美しいのですが、運がよければ、円月島の輪の部分に夕日が入ったところを見られます。
※円月島のさらに沖にある四双島の灯台をのぞくこともできるそうです(円月島と四双島灯台)
この写真は2007年9月2日に撮影したものですが、このあと日が陰ってしまい、一番よいところで夕日が見えなくなってしまいました。残念でしたー。
交通の妨げにならず車を停車させられる場所は円月島の近くに何ヶ所かあります。観光客の横断が多いエリアなので、運転はお気をつけて。
観光客が帰路に立ち寄ることも多いようで、土日の昼過ぎは車が多くて停車できない場合もあります。オススメは午前中だと思います。
近年風波等の影響により、著しく崩落が進んでおり、大変危険な状況になっているそうです。知らなかったので驚きでした。
円月島は白浜町指定文化財となっており、白浜町では管理者の許可なく島に近づくことを禁止しています。崩落してしまったらこの素敵な景色を楽しめなくなります。みなさんどうぞご理解とご協力を。
⇒和歌山県白浜町公式ウェブサイト 「円月島には近づかないでください」
白良浜の側から車を走らせると、トンネルをくぐったすぐ直後にあるのが「牟婁の湯」。白良浜から徒歩で来ることもできます。
利用者は地元の方が多そうな雰囲気。朝から和歌山ナンバーの軽自動車がいっぱい駐車されていました。
ちなみに白浜温泉には複数の源泉があり、牟婁の湯ではそのうち「行幸湯(みゆきゆ)」と「砿湯(まぶゆ)」という二つの源泉のお湯を楽しめるんだそうです。湯船が二つに分かれているってことかな?
写真で見ていると、昔の銭湯っていう雰囲気がします。男女の湯を隔てる壁が天井からずいぶんさがっているあたりなど、昔、いった銭湯を思い出します。
ホテルシーモアにある海中展望塔。施設のガラス窓から海がのぞけます。
こういう施設って古い外観だけみていると「お魚とかいないんじゃないの?」と疑ってしまいますが、実際に行かれた方によるとけっこうたくさんのお魚が見られるみたいです(しかも、変わったお魚!)
⇒海中展望塔に行った方のブログ:やどかり@のひとりごと ホテルシーモア海中展望塔
万葉の昔から湯崎7湯の中で唯一残っている湯壷(=温泉の井戸)だそうです。
中から撮影していないので、見にくいですが、海に向かって尖った形をしている岩場が先の湯。テレビ取材などで太平洋をバックに芸能人の方が入浴しているシーンが思い出されます。
赤い看板が目印。右側の細い道に入っていきます(車もOK)。
思ったよりきれいで広い駐車場がありました。右手にお手洗いもあります。
白浜温泉の外湯「白良湯(しららゆ)」。地元の常連客も多い温泉みたいです。
建物は2階建てになっていて、浴場は2階にあります。すぐ裏が白良浜なので、お湯につかりながら(窓越しではありますが)白良浜と海と空が見えるそうです。長湯してしまいそうですねー。
海水浴客の多い夏場はとても賑わいます。日焼けした肌にはしみますのでご注意とのこと。
2009年11月にオープンしたばかりの温泉「とれとれの湯」。土産物市場「とれとれ市場」の向かいにあり、無料駐車場も広いので便利。
施設が充実していて、岩盤浴だけでなく食事やエステも楽しめるとか。関西最大級だそうです。
高さ50-60メートルの断崖が約2kmにわたって続く三段壁(さんだんぺき)。
エレベーターで36メートル降りたところには三段壁洞窟がある。
三段壁は南紀白浜温泉エリアの南の端にある観光地。太平洋の海水と風が作り出した断崖が屏風のように約2kmにわたって続いている自然の造形物なので、入場料などは要りません。
ツアーでは三段壁を背景にした集合写真を撮影する場所でもあります。
断崖の高さは50-60メートル。いつ行っても風が強いので怖いのですが、絶壁の端まで自由に行くことができます。ロープなどはありません。
絶壁から海面を覗き込む方がいました。だけど、皆さんあまり絶壁には近寄っておられませんでした。
あんなに風が吹いていたら、さすがに怖いですもんね。
ちなみに地元の方と思しき釣り人は、断崖で慣れた雰囲気で釣りされてます。
海の侵食作用でできた洞窟。三段壁展望台前の建物から入場しエレベーターで36メートル降りたところにあって、36メートルのエレベーターが通っている場所は2500万年ー5000万年前に海に堆積して出来た陸地(牟婁層郡)だとか。
洞窟には、岩にぶつかった波が激しく割れる様子がまじかで見られるそうです。パンフレットなどで「遠くアメリカに続く太平洋を・・・」という言葉が書かれていたのが印象的でした(笑。それはそうだ^^;
洞窟内は、かつて、武蔵坊弁慶の父・湛増(たんぞう)が率いていた熊野水軍の舟隠し場所だったことから、番所小屋が再現されています。
入場料は1200円。
三段壁洞窟ホームページで200円のインターネット割引券が、
JR白浜駅構内の紀伊半島情報センターでは100円割引券が手に入ります。